目  的:小学5年生から中学3年生の保護者のケータイに対する意識調査
  実  施:平成20年7月
  回収率:90% (13,510家庭にご協力依頼、12,155通の回収) 

 

ケータイについて

 ケータイアンケート(保護者向け報告書).pdf [232KB pdfファイル] 

1 知っていますか? 子どもの所持率 

 

所持率

 

 図1 「児童生徒のケータイ所持率は」

 学年が上がるにつれ、所持率が高くなっています。しかし、平成18年度の調査に比べ中学1-2年生で減少しました。
 これは、保護者の皆様のケータイの危険性に対する関心が高まったものと考えています。

 

2 所持の低年齢化 進む

 

購入時期

 

 図2 「ケータイを所持した(買い与えた)時期は」

 ケータイ所持の低年齢化が進んでいます。
 中学3年生の保護者は、小学4年以前に81人、中学1年時に367人が所持させました。一方、小学5年生の保護者を見ると小学4年以前に377人が持たせています。

 

3 利用目的 親子で認識のズレ 

所持理由

 図3 「ケータイを持ちたい(持たせたい)理由は」

 児童生徒の持ちたいと思う理由と保護者の考える持たせたい理由とが明らかに違っています。
 今ケータイを所持していない子どもの持ちたい理由は、電話連絡以外で、「メール」「音楽」「写真」「ゲーム」「テレビ」に利用したいという割合が高く、特に中学生では「メール」(81%)「音楽」(70%)となり、「電話」(68%)より高くなっています。ケータイの連絡手段という利用以上に興味を引く機能を利用しようとしている傾向が見られます。
 一方で、小・中学生の保護者とも、持たせる理由は「緊急連絡用」が8割強を占めています。しかし、子どもは保護者が思うような理由でケータイを持ちたいと思っていません。親子の認識が大きくずれていることがわかります。「子どもの強い要求」で持たせてしまった保護者は、小学校で7%に対し中学校では27%と数値が高く、子どもの要求を保護者が受け入れてしまい買い与えていると考えられます。

 

4 必ずフィルタリングを! 

 

フィリタリング

 

 図4 「ケータイのフィルタリングの活用は」

 児童生徒で「フィルタリングの意味がわからない」と回答した割合は、小学生79%、中学生60%と高く、インターネット利用の初歩的知識が無いままに使用している児童生徒が多くいます。このことから、学校教育において今まで以上に情報モラル指導を進めていくことが大事になります。
 保護者では「フィルタリングが何か知らない」と答えた割合は、小学校で36%、中学校で34%となっています。
 ケータイの危険性(誹謗中傷の書き込み・有害サイトへのアクセスなど)が大きな社会問題となっていることもあり、被害防止の方法としてフィルタリングを設定すると有効であることを知っていただきたいと思います。

 

5 決めてください。使用のきまりを!

 

使用時の決め事

 

 図5 「ケータイを使用するときの決め事は」

 保護者と子どものきまりに対する認識の差が大きく、保護者は家庭でケータイ使用のきまりを決めていると思っていても、子どもは同じように思っていません。
 家庭でケータイの必要性・危険性についてしっかりと話し合い、持たせる場合は、家庭内での納得のいくきまりをつくり、徹底していくことが大切です。

 

6 振り回されていませんか? 子どもの生活 

 

使用時間

 

  図6 「ケータイを普段の日に使用する時間は」

  ここには掲載していませんが、学年ごとのデータを見ると高学年になるほど使用時間が多くなっており、中3生の30%が1日2時間以上と回答しています。これは、家庭での生活時間を考慮すると、かなりの時間をケータイに費やしていることになります。
 保護者の数値より児童生徒の数値の方がはるかに高く、保護者が思っている以上に子どもたちはケータイを長時間使用しています。また「わからない」と回答した保護者が1割前後いるのも心配なことです。
 ケータイ依存などの問題もあるため、保護者は子どものケータイ利用の実態を充分に把握しておくことが大切です。

 

7 勉強への影響は? 

 

勉強の妨げ

 

  図7 「ケータイは勉強の妨げになっているのか」

  小学生は、保護者より子どもの方がケータイは勉強の妨げになっていると思っています。中学生は、親子とも約4人に1人が勉強の妨げであると思っています。また学年ごとのデータでは、学年が上がるにつれてその割合が高くなっています。保護者が気づいていなくても子どもたちは実感しています。勉強が中断されるメールや電話は、かなり勉強の妨げになっているようです。
 多機能なケータイは調べ学習に役立つとはいえ、学習机に置いて勉強するという姿は、どう考えても不自然ではないでしょうか。

 

8 ネット被害 約200人!! 

いやな思い

  図8 「ケータイでいやな思いをしたことがありますか」

  ネットいじめにつながる「悪口やいやなことが書いてあった」と回答した児童生徒は、パーセントを見ると低いように思うでしょうが、実数で見ると小学生で31人、中学生で172人となります。これは、決して少ない数字とは言えないのではないでしょうか。

 

9 ケータイは、本当に必要?!

 

止めさせたいか

  図9「ケータイの使用をやめさせたいと思っていますか」

  「(はい)やめさせたいと思っている」と答えた保護者は小学校全体では13%、中学校全体では38%でした。
 これは、ケータイでのトラブルや勉強へのさまたげの実態があるため、保護者がケータイ所持について反対しているものと思われます。
 買い与えてしまってからでは、対処するのが困難です。子どもがケータイを所持することが、本当に必要なのかご家庭で十分に話し合ってください。

 


 

加古川市教育委員会のケータイに関する考え方

 

 加古川市教育委員会では、大切なお子様が、ケータイ利用に関わって、犯罪の被害者や加害者にならないようにするため、ケータイ利用について次のように考えています。

 

 

考え方

 

以下の資料を参考にして、

大切なお子様のケータイ利用に関わる被害・加害の未然防止を図って下さい。

 


● 保護者の皆様への啓発チラシ

啓発チラシ保護者啓発パンフレット [397KB pdfファイル] 

 


● 家庭での「情報モラル指導チェックシート」

チェックシート 情報モラルチェックシート [49KB pdfファイル] 

 


● 啓発用ビデオ (14分) 「加古川市小中学生の実態 携帯電話」

啓発ビデオグループ等での研修に活用できます。